薬膳で「黒ごま」は血、肝、腎を補い精をつける食材として扱われます。「長生不老食」とも呼ばれます。
肝・腎を補う「精」のつく食材
- 五味:甘
- 五性:平
- 帰経:脾・肺・肝・腎
- 効能:肝を補う・腎を補う・通便作用・乾燥を潤す・血液に栄養を補う・腎にエネルギーを蓄える
- 適応:五臓の衰え・足腰の衰え・めまい・耳鳴り・白髪・便秘・脱毛・老化防止
黒ごまはスタミナを補う食材として扱われます。
黒ごまの皮にはタンニン系ポリフェノール色素を多く含みます。ポリフェノールは植物に含まれる色素・アク・渋み・苦味の成分で多くが抗酸化作用を持ちます。
また、ごま特有の成分「セサミン」もポリフェノールの一種です。抗酸化作用を持ちます。
黒ごまの栄養価
脂質、タンパク質、カルシウム、カリウム、鉄、ナイアシンなど多くの栄養素を含みます。
ごまは犬に与える際、スリ鉢ですることで栄養素の消化、吸収が良くなります。いりごまにすると香りがたち、犬の食欲をそそります。
老犬におすすめ。はちみつとの相性抜群。
はちみつは薬膳では、肺や腸を潤し乾燥を防ぐ薬膳食材の一つです。
はちみつと黒ごまを合わせることで、シニア期に入って肌の乾燥、乾燥によるフケが目立ってきた犬のためのメニューとなります。
少量のはちみつをすりゴマで練って、ちぎったパンに塗ってあげることで食欲が落ちてきた犬のおやつに、おかゆに添えて食べさせるのもおすすめです。