夏野菜のきゅうりは薬膳では、火照りを冷まし、口の渇きを止める野菜です。犬に与える際は生でも、加熱でも。加熱する際は炒め物やスープで。
薬膳食材としての「きゅうり」
- 五味:甘
- 五性:涼
- 帰経:胃・小腸
- 効能:炎症、解熱、喉の渇きを止める、解毒、体液の調整
- 適応:むくみ、口の渇き、夏バテ防止
きゅうりは夏の水分補給におすすめです。進んで水を飲みたがらない犬に、おやつがわりに与えることで水分補給になります。
加熱しても美味しい「きゅうり」
きゅうりはサラダや丸かじりなど、生で食べることが多い食材ですが、加熱しても美味しくいただけます。
豚肉と合わせて炒め物に
スライスしたきゅうりと豚肉を炒め合わせることで、夏バテ防止のメニューになります。
豚肉は弱った胃腸の働きを助け、体力・気力を回復するのに役立ちます。夏バテで犬の食欲が落ちている時におすすめです。
卵と合わせてあっさりとした「スープ」に
スライスしたきゅうりを炒め、鶏肉でとったスープを加え、仕上げに溶き卵を混ぜれば、あっさりとしたスープになります。
トマトを加えれば、夏の暑さで弱った胃腸を助ける夏バテ防止のスープになります。
夏は食欲が落ちる犬も多くいます。そんな時は無理に食べさせるのではなく、あっさりとしたメニューで様子を見ながら体調を整えるのもおすすめです。
*ただし、犬の食欲が低下し、フラフラする、下痢をするという場合は出来るだけ早く動物病院へ。