ペット東洋医学アドバイザーによる薬膳食材解説。今回は「卵」です。
卵は薬膳では、咳を鎮め体を潤す食材として取り扱われます。栄養面ではアミノ酸バランスのとれた良質のたんぱく源です。
薬膳食材としての「卵」
- 五味:甘
- 五性:平
- 帰経:肺・脾・胃・心・肝・腎
- 効能:体に水分を補い、感想を潤す、血を補う
- 適応:貧血、口の渇き、体力の回復
空咳や口の渇きを鎮めたいときに用いられます。体力の回復にも効果的とされています。
卵は利用効率の良いタンパク源
鶏卵のアミノ酸バランスを示す「アミノ酸スコア」は「100」。これは卵が犬の体内でも利用効率の良いたんぱく質であることを示します。
たんぱく質は犬の毛や皮膚の健康を保ち、筋肉を維持するために大切な栄養素です。
茹でて、炒めて、スープの具にと使い方のバリエーションが豊富
卵は冷蔵庫にストックしておくと、手軽に使えるお助け食品です。ゆで卵にしてストックしておけば、皮をむくだけですぐに食べられます。
野菜や肉と一緒に炒める、スープと一緒に溶き卵にするなど楽しみ方も様々です。
卵を好んで食べる犬は多くいます。ぜひ食べさせてあげてください。