生姜は血行を改善し、体を温める薬膳食材です。漢方薬の材料としても用いられます。
犬に与える際は、少量を細かく刻み炒める、スープの材料にするなど必ず「加熱」し辛味を取る事が大切です。
薬膳食材としての「生姜」
- 五味:温
- 五性:辛
- 帰経:脾・胃・肺
- 効能:痰を出しやすくする、咳を止める、体を温める、胃腸を整える、解毒
- 適応:風邪、悪寒、冷えによる下痢、食欲不振、乗り物酔い
漢方薬の多くの処方に用いられる素材です。胃腸が弱い犬、慢性的に体が冷えている犬におすすめです。
胃腸の調子が悪い時に「棗」と合わせておかゆに
体が冷えて胃腸の調子が悪い時、体力が低下している時には「棗」と合わせておかゆにするのがおすすめです。
作り方は下記の記事を参考にしてください。このレシピに棗を加えるだけで簡単に作る事ができます。
普段の手作りごはんスープメニューに加えても
棗はドライフルーツです。甘みがあり、犬も好む味です。手軽に利用するには、いつもの手作りごはんスープメニューに1〜2粒を加えて一緒に煮込む事。
煮込むことでスープに棗のエキスが溶け出します。これだけでいつものメニューが手軽な薬膳メニューにアレンジされます。
スープと一緒に煮込むこと柔らかくなった棗は、タネを除き、皮を細かく切って与えます。