大根は薬膳で「胃腸の不調」特に「消化不良」に用いられる食材です。
また薬膳では「水分代謝の不調」が咳、嘔吐などの症状になって現れると考えます。大根はそうした代謝の不調改善の目的でも使用されます。
薬膳食材としての「大根」
- 五味:甘・辛
- 五性:涼
- 帰経:肺・胃
- 効能:胃もたれの解消・胃腸の活動を穏やかにする・むくみ、吐き気の改善
- 適応:嘔吐・消化不良・痰の多い咳・口の渇き
大根に素材の味を染み込ませて、美味しくいただく
大根は栄養学的に見ると、「葉」の部分に栄養素が集中しています。白い部分はほぼ水分です。
また皮のすぐ下に栄養が集まっているため、皮ごと調理するのがおすすめです。
大根の栄養学的解説は下記の記事に詳しく書きました。興味のある方は参考にしてください。
大根は淡白な味わいで、他の素材の味をよく吸収します。おすすめなのは肉と合わせた煮込みです。
こちらの記事で「牛スネ肉」と合わせたレシピをご紹介しています。
犬に与える際は「辛味」のある部分を避ける、加熱する
大根は先の方(葉と反対側)の方が辛味強い野菜です。生で与える場合は出来るだけ、根元に近い柔らかい部分を選びましょう。
または加熱して、辛味をなくしてから与えるのがおすすめです。