ペット東洋医学アドバイザーの諸橋直子です。
今回は老犬におすすめの「鯖+納豆」の組み合わせレシピを紹介します。薬膳では「活血(かっけつ)」と呼ばれる血行促進を目的とした食材を組み合わせた一品です。
我が家では「鯖+納豆」の組み合わせをよく使います。このレシピはOffice Guriのインターネット学習講座「老犬の薬膳講座」でも取り上げているメニューです。
食事から血行促進をサポート | 「活血(かっけつ)」とは?
活血とは血管を拡張して血液循環を良くする働きを指します。薬膳では鯖や納豆に、そのような効果がある、と言う風に考えています。
女性の月経痛や、打撲などによる内出血による痛みを和らげる目的で、納豆や鯖を食べる、と言う選択肢も取られます。
老犬の健康維持に | 血行促進食材を厳選
犬の場合も歳をとってくると、運動量や筋肉が減ることで、血液のめぐりが衰えてくる、と言うケースも出てきます。
そう言う時は、運動、運動できない時はマッサージでも可!と言った「体への直接の刺激」にプラスして食事からも血行改善のサポートができるとより安心です。
「活血」作用のある「オクラ」+「納豆」+「サバ」で血行促進!
オクラには各種ビタミンや食物繊維が豊富です。ビタミンは体内の代謝活動に欠かせません。オクラの食物繊維はお腹の健康状態をキープするに役立ちます。
鯖は薬膳で胃腸を整え、血の回りをよくする食材として扱われます。納豆は血行不良を改善し、冷えを改善する食材として用いられます。
この3つの食材をまとめて組み合わせることで、犬も美味しく食べられる「血行促進薬膳メニュー」となります。
材料と作り方
材料(大型犬体重25kg×2匹分)
- 鯖の切り身:2切れ
- オクラ:3本
- ひきわり納豆:2パック
- ご飯:適量
作り方
- 鯖は焼いて身をほぐしておく
- オクラは茹でて、食べやすい大きさに切る
- 器にご飯を盛り、ひきわり納豆、鯖、オクラをのせる
納豆は粒のままだと消化がしにくいです。初めから粒を砕いてあるひきわり納豆がおすすめです。