豆腐は体を乾燥から守る食材として薬膳では使われます。豆腐は良質のタンパク源。犬の手作りごはんにも多く使われる食材です。
薬膳食材としての「豆腐」
- 五味:甘
- 五性:涼
- 帰経:脾・胃・大腸
- 効能:体液を調整し、体を乾燥から守る、炎症を鎮める、解毒、母乳の出をよくする
- 適応:体液の不足による乾燥、口の渇き、下痢
豆腐は薬膳では「体にこもった熱を取り除く」食材です。柔らかく、消化・吸収も良いため胃腸が弱っている犬にも適しています。
肌がベタベタして脂っぽい犬におすすめ
薬膳では、豆腐は体にこもった熱を冷まし、解毒をうながす食材と考えられています。
熱がこもるというのは現代風に言うと「体のどこかで炎症が起こっている状態」「代謝活動が活発で、病気に対しての反応が大きい状態」を指します。
体力があり、食欲も旺盛、それでいて肌がベタベタし脂っぽい犬は「陽熱」タイプの可能性があります。
そんな「陽熱」タイプの犬におすすめなのが「豆腐」です。調理の際は茹でる、蒸すなどのあっさりした調理法を選択します。