Office Guriの諸橋直子です。日本ペットマッサージ協会認定ペット東洋医学アドバイザー・JADP認定中国漢方ライフアドバイザーの有資格者です。
今回は「山芋」の薬効について解説します。
山芋は中国で「山薬(サンヤク)」と呼ばれます。滋養強壮効果が高いとされ、生薬としても扱われます。
栄養価の高い滋養強壮食品・生薬として
- 五味:甘
- 五性:平
- 帰経:脾・肺・腎
- 効能:胃腸の調子を整える・気を補う・体を潤す・肺を潤す・腎の乱れを整える・成長や発育を助ける
- 適応:疲労回復・咳を鎮める・老化防止
山芋は胃腸を整え、肺に潤いを与え空咳の鎮める食物と考えられています。腎の機能を高め、老化防止にも役立つとされています。
山芋の栄養価
山芋はタンパク質が豊富です。ビタミンB群、ビタミンCも多く含みます。
生薬としての「山薬」
漢方薬の材料「生薬」としての山芋=山薬には帰化の効果があるとされています。
- 滋養強壮
- 止瀉(ししゃ)
- 鎮咳(ちんがい)
シニア犬におすすめ
山芋は体力が低下してきたシニア犬、乾燥した時期に空咳が多くなる犬におすすめです。
山芋は加熱すると、ほくほくとした感触を楽しめます。煮る、焼く他におかゆに混ぜて山芋粥にしても美味しくいただけます。
下記の「ジャガイモのおかゆ」のレシピを参考に、ジャガイモを山芋に変えて作ってみてください。
犬の胃腸の調子が悪い時にもおすすめのメニューです。